2019년 5월 14일 화요일

뉴욕공공도서관과 도서관의 미래-- 다큐멘터리영화 엑스 리브리스 상영에 즈음한 패널디스커션

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス公開記念パネルディスカッション
ニューヨーク公共図書館図書館未来

ニューヨーク公共図書館幹部役員キャリー・ウェルチさんが来日日本図書館関係者とのディスカッションに参加しました

社会のデジタルがすすみ全世界図書館しいあり模索するニューヨーク公共図書館NYPLくほどに多彩活動成功させ世界中から注目されている図書館ですらはその活動実現するためにいかに認知度をあげいかに支援者獲得しているのでしょうかアカデミー賞名誉賞受賞巨匠フレデリック・ワイズマン監督ニューヨーク公共図書館舞台裏った傑作ドキュメンタリーニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス公開記念ニューヨーク公共図書館幹部キャリー・ウェルチさんが来日第一部ではキャリーさんとともにニューヨーク公共図書館取材した名著られる在米ジャーナリスト・菅谷明子さんをおえしトークと映画紹介第二部ではキャリーさん菅谷さんと日本図書館関係者研究者など豪華パネラーが参加したパネルディスカッションが開催されました

開催日時201949
会場日比谷図書文化館コンベンションホール
 
 
 
第一部トークと映画紹介
動画下記よりごいただけます
 
第二部パネルディスカッション
動画下記よりごいただけます
 
パネルディスカッションは抄録下記掲載します
登壇者
パネラーキャリー・ウェルチニューヨーク公共図書館渉外担当役員
パネラー菅谷 明子在米ジャーナリストハーバード大学ニーマン・ジャーナリズム財団役員
パネラー田中 久徳国立国会図書館総務部部長
パネラー越塚 美加学習院女子大学国際文化交流学部教授
モデレーター野末 俊比古青山学院大学教育人間科学部教授
 
キャリー・ウェルチ通訳横田佳代子
 
登壇者しいプロフィールはこちら
 
 
[抄録]
多様情報積極的めて提供するニューヨーク公共図書館菅谷
野末ディスカッションの趣旨ですが日米比較してアメリカはこうだ」「日本はこうだ」、そしてアメリカはいいなぁ」「日本もこうなればいいなぁわらせず日米いがあることはめたうえで日本としてどういったところをにできるかをえていこうということです今日来場されているさまも登壇者図書館可能性についてあらためてえるきっかけをつくることができればいいのではないかそしてそれぞれの仕事生活かヒントになるところがつでもつでもわっていけばいいのではないかとっています
 
今日図書館関係くいらっしゃっていますので今日のテーマである図書館未来」、これから図書館はどうしていけばいいのかどういうことをえていけばいいのかそのために々はができるのかというきっかけヒントあるいはひらめきのようなものをつでも提供できればといますですのでかテーマをめて結論そうというのではなくいろいろな立場からいろいろな観点から論点しあってさんそれぞれがっていただければとえています
 
日本ではニューヨーク公立図書館されることがまれに見受けられますが、「公立ではなくやはり公共図書館なのですパブリックとプライベートの協働関係パートナーシップ関係運営されているというところがもっぱら税金運営されている日本公立図書館──運営形態はいろいろですが──とは仕組みがうというところは前提としておができればといます日本場合には市町村図書館都道府県図書館そして国立国会図書館のように、「公立といっても役割うことも前提としてまえていければとっています
 
まず映画をごになってパネリストのさんがったかということをおしいただこうといます最初菅谷さんから──米国図書館しいジャーナリストとして──いします
 
 
菅谷私自身はもともとメディア研究をやってきた人間なので図書館もどちらかというと市民社会における情報インフラというような視点からえていまして多分そこがこれまで図書館関係者によって出版された論文言及されてきたニューヨークの公共図書館とはっていたのかなっています
 
またほど野末さんからご紹介があった補足えさせていただきますが アメリカのほとんどの公共図書館税金運営されていますのでそのでもニューヨーク公共図書館世界的にも非常にユニークですそれからふたつのなるシステムからっているきな特徴です。「研究図書館4つの専門図書館こちらの財源寄付金きな割合、「地域分館からの資金もありますそのあたりはキャリーさんからおいただいたほうがいいといます
 
それからニューヨーク公共図書館というのは規模やビジョンキャリーさんのようなれた業績たれているをヘッドハントしてくることからもわかるように非常専門性たちがスタッフとしていていますたちが日本一般的にイメージするような公共図書館というよりはニューヨークのたような公共施設えばメトロポリタン美術館近代美術館みたいなじでアメリカの典型的図書館ではないというかそれをえているような存在だというのは今日議論々の片隅いておいてもいいかなといます
 
映画感想ですがとりわけこの数十年ほどは情報過多時代われ検索をすればでもわかると一般じられてきていますがこの映画をみると情報定義がいかにいかということにめて気付かされますえば日本図書館ですと出版物として刊行されたものを図書館保管して閲覧したり貸出しできるようにすることが仕事になっているといますがほどのダイジェストでみたピクチャー・コレクションなども一例ですが図書館自らが企画てて情報めて編集するなどたなものを提供してくという非常示唆むとっています
 
ピクチャー・コレクション以外にもえば舞台芸術図書館という専門図書館があります音楽家映画俳優勉強するとはまであまりえたことがありませんでしたが舞台芸術図書館くとたくさんの楽譜があってそれをながらオペラ歌手練習をしていたり俳優さんが方言音源りてオーディションにえていたりそうした役割もあってにこの図書館印刷物まらない多様形態のコレクションを提供していますそうするとたちがえている 図書館にある情報というのは非常られたものを定義しているとわずにはいられなくなります
 
この映画々にはたち自身いていないタイプの情報」、あるいはそれにまつわるサポートがまだまだ必要ニューヨーク公共図書館らリーダーシップをって多様情報積極的提供することで市民幅広いニーズにえているのではないかということにめて気付かされました
 
 
野末づいていないニーズというところはポイントになるといますのであとでげていければといますいて田中さんは国立国会図書館におめです図書館におめの立場から普段えのことなどもまえてしいただければといます
 
 
国立国会図書館同様直面しているデジタル問題田中
田中さん国会図書館はご存知だといますが図書館ですけれどアメリカの戦後改革アメリカの議会図書館模倣したかたちでできました国立図書館議会図書館であるというのはアメリカと日本だけですそういう意味アメリカの制度たちも意識しながら仕事をしているというところはありますあまりられていませんが予算だけでなく寄付金けるという法律条文──なかなか機能はしてないですけれど──ありますそれから図書館資料のデジタルというのをずっとやってきていてデジタル社会あるいは電子情報図書館役割はどうなっていくのかというのはけてきているところではあります
 
図書館社会のインフラで電子時代になればますますその情報基盤として役割たさなければならないという認識っていますこの映画大変素晴らしいとうのですがニューヨーク公共図書館自体もすごく素晴らしいしこの映画大変素晴らしいニューヨーク公共図書館ということでえばたちも菅谷さんのてすぐにんで感動しましたし国会図書館からもSIBLなどに出張何人っていますそしてたちの閲覧室科学技術経済情報室という専門室があるのですがそういったところのサービスをえるのにも随分参考にさせていただいています
 
しますと一部菅谷さんから組織さないがデータベースにアクセスするのがしいというがありましたが国会図書館契約でデータベースをたくさん導入していますし電子ファイルもたくさんありどこの組織さなくても無料使えますこれは宣伝ですがどんどん使っていただきたいといます
 
映画りますがキーワードは民主主義えるという部分だといます最初がリチャード・ドーキンスの場面からまるのもすごい思想家であり科学者でありそうした直接市民りかけるこういうことができる図書館がいかに素晴らしいかと本当いました
 
それからもうやはりデジタルということで幹部たちが議論する場面何度てきますがその電子情報にはんな課題があります映画蔵書をデジタルしてもずしも全部インターネットでせるというわけでもないというところもてきますどももじような問題直面していますがそこを機能させ電子時代インターネットのある図書館とはどういう役割たすのかそれが一番課題だといますインターネットがあれば図書館はもういらないというではなくインターネットにいだからこそ場所としての図書館めて図書館役割がどんどんきくなっているというのがきな印象です
 
 
野末デジタル社会図書館役割というのは会場さんも興味のあるところだといますのでのちほどげてみようといますそれでは図書館情報学研究者立場から越塚さんいします
 
 
からの予算展開するサービスへの意識越塚
越塚図書館員としていた経験はなく学生時代図書館情報学勉強そのまま研究りました最近ずっと関心っておりますのが日本公共図書館課題解決型サービス」──地域のさまざまなニーズをこしそのニーズに沿ったサービスを展開していきましょうということ──にビジネス部門健康部門法律部門等々がとしてばれそののビジネス部門というのは公共図書館ではそれまでごくられた図書館でしかってこなかったものでしたのでどういう展開してどういうれられていくのだろうかということに非常興味グループでもう10年以上研究してまいりました
 
残念ながら映画ではあまりげられていませんがニューヨーク公共図書館にはSIBL──Science, Industry and Business Library──という図書館があり19971998そこができてすぐにりましたこんな素晴らしいサービスがあるのかとっていろいろとえることがありそうしたことも研究のテーマにがっています
 
映画ではダイジェストにもてきましたがニューヨーク公共図書館ニューヨークというからとそして(「からの寄付からっている予算でサービスを展開していくそのことが映画ではてまいりますそのことはとても印象的なのですがもうそのおをどうやって使おうかというこのおのためにどこからたかという意識くもちながらサービスを展開していくそれから、「からの寄付金による予算割合えればえるほどそのサービスが重要だとえられてニューヨークからの予算えていくと場面てきますそれはなかなか日本ではえられないとったのですが一方どこからたおだからどういう使っていこうとその財源還元していく
 
日本公共図書館場合には税金によってっているのがほとんどですのでその税金ったはどういうたちでではどういうことをしていこうかというがされているとはうのですがめて大変重要だといました
 
ほどげたSIBLというビジネス関係のことをっている図書館ニューヨーク公共図書館本館よりしウォールストリート34丁目にあります1997ったにすごくびっくりしたのが、「こういう講習会があってさんむことができます無料です20年前ですから自分でウェブサイトをげようとしているのための講座データベースを仕事のために使おうとしているたちのための講座などがたくさんリストアップされていたのですがその開始時間きました夕方6時始まりというのが非常かったのですどうしてですかとおきするとそのってきたえがこの図書館をつくるにあたってはウォールストリートからたくさんの寄付けただからこのおはサービスのかたちでウォールストリートの利用者還元するべきであるそうすると仕事わってから参加する講座があってほしいだから6からめることになったんですよ特別なことでもなんでもなくおされるわけなんですそのサービスの姿勢そこのところに非常感銘をうけました
 
それがにとっては一番最初ニューヨーク公共図書館れた非常強烈印象ですその哲学---っていいとうのですが---そのダイジェストのだけでもかなり明確てきているといますが映画をごいただくとずっとそのてきますサービスをどうてていくかあるいは寄付をどこからめてくるかどういう目的めてくるかにどのように予算要求をするかどこから財源ているのかどのサービスのためにとった予算なのかということをものすごく真剣えている
 
そしてそういうことをてていく図書館畑でずっときたではなくキャリーさんのように資金集めについてきちんと説明できる専門家必要だというのはよくかるですしまた雇用することによってニューヨーク公共図書館全体のサービスを向上させていくというがとてもよくかるという印象をもちました
 
 
野末ニーズとサービスはよく々はりますが予算とか財源ということもえあわせていくと多様議論日本でもできるかといます3のパネリストから映画からどんなことをけとめたかをおしいただきましたのでキャリーさんにそれをけて感想意見補足などをおいします
 
 
公共パブリックというのは々ニューヨークにらす人間全員のことキャリー
キャリーさんからたくさんのテーマといろいろな質問がでましたので最後にいただいたご意見からおえしていきたいといます補足しますとめいただいたSIBLですがさらに便利になりますダイジェストに登場していたオランダ建築家わり反対側新装開店しますもともとのSIBL発足背景をおししますとおっしゃられたようにウォールストリートの歴史ウォールストリートでの仕事でのアーカイブという位置づけでげられましたですがではSIBL圧倒的会社をおこす・事業をおこすといった起業家精神のための一大中心地になっていますそして具体例していただいたいろいろな講座やビジネスマンけの活動をやっているです
 
映画本編ていないことを残念ってくださったことにもお礼申げますかに残念ですが映画てくる分館12しかありません88のうちの12しかっていないどものりとしているSIBL残念ながらとさなければいけなかったのですが今褒めてくださったことをSIBL伝言いたします
 
資金についてですが官民のパートナーシップというのは過去25年余図書館だけではなくいろいろな組織において重要主流のやりになってきています。1予算はおよそ37千万ドルその50ニューヨークからの公的資金ですそして年間2千万ドルがニューヨークのほうからの資金です連邦政府からは々いただいておりませんましてや時代いただかなくてたりという人選ですが)。
 
研究図書館のためにからの2千万ドルそしてからの資金りの資金民間からいろいろなかたちでていますニューヨーク公共図書館ブルックリンとクイーンズにもそれぞれの図書館網がありそこと提携をあわせて市長市議会して予算折衝います市当局へてのきかけというのははっきりげてまったくしくありません成果もなかなかあがりませんブルームバーグ市長時代には基本的をくれない」「ばい」「びない」、そうした状況いてこれをたちはよくダンスをっているえていましたああえばこうやりとりをねてもなかなか成果があがりませんでした
 
市長になりげる重要目標たちがやっていることが見事なったことで具体的予算獲得につながっていますえば市長政策つとして早期からきをえることを重要としていますがたちがよちよちきの幼児から識字教室をやっていることで市長としては公約たすことにつながるこれをいに成果として主張して予算獲得につなげています
 
また民間からと一口いましてもだいたい年間合計1ドルをいろいろな──するに政府以外──から本当にありとあらゆるからいただいています5ドルくらいのごく少額でもずっとえてくださるもいらっしゃいますし寄付してくださるもいらっしゃいますありがたいのはきていくでものすごくかったこれでがつながったとってくださる々がいることです
 
具体的いますとニューヨーク公共図書館があったからきをにつけることができた英語きができるようになったから仕事つかっただから今生きている自分があるというらかのかたちでしてくださっています
 
そしてもう、「公共パブリック意味についてもさんが説明してくださいましたが端的いますと税金えているからのものだよねということですパブリックというのは々ニューヨークにらす人間全員のことをしているということが意識として図書館自分たちのものなんだのものなんだってさっているんだといます
 
いろいろな財団そして企業からお頂戴することもありますが一番大きいのは個人からのご寄付なのですこれは篤志家からのチャリティフィランソロピーといますがそうした慈善一環としてどこかに資産提供するもしくは寄付をするというのはアメリカのDNA一部ってもえありませんまたあまりさんおっしゃいませんが税金上有利だということもありますまで個人からいただいた最大のご寄付ドルですが5ドルくらいの寄付というのも大変ありがたいしそれも常時くださっている々が沢山いるということは大事です
 
そのためにどもは専門家のチームをかなり整備していますがれてはいけないのは民間からの寄付るというのはもの専門性そして時間もかかる何年間もの関係づくりが必要だということられてもめげないこれが絶対必要だということです使いきってしまいました質問はピンポイントでいただくほうがいいかもしれません)。
提供する利用する切磋琢磨でサービスが洗練される菅谷
野末:「図書館のおかげできられたというのは重要だといますでは菅谷さんから図書館情報というときにとらえられているものがニューヨークのほうがいのではないかというがあったといますそこでいう情報にはマスメディア以外図書館でつくりだしているものもありますがから情報みたいなものもあるのでしょうか
 
 
菅谷から情報というのは講演みたいなことでしょうかアメリカの公共図書館のプログラムをえればダイジェストでみた講演はそんなにしくはないですがほどニューヨーク公共図書館情報生しているしましたが企画てて図書館側積極的これが必要とされているのではとの発想からどんどんしいサービスを展開していくのはらく日本図書館っているのかなといます
 
しした舞台芸術図書館であればえば舞台芸術なかなか文章にしたりでわかるような性質のものではないので図書館自らが舞台様子撮影それをしたり後世すべき監督やアーティストにインタビューしてそれをコレクションにしていたりかにYouTubeなどにもいろいろな映像がありますが図書館意義はやはり公益性いものを長期的視点からめてアーカイブできることですYouTubeならばあるえてしまうことがあるかもしれませんが公共図書館だからこそ保存できるというみもあるといます
 
またさきほど映像てきたピクチャー・コレクションですが図書館目利きがめたものをもが予約なしで使えるというコレクションのアイデア自体面白いですけれど一方こうした資料からどんどんインスピレーションをしいものをそうととことん使しているユーザーの存在大事だといますというのも図書館提供するサービスだけがくても充分ではなくそれを使いこなすユーザーがいることも大事いわばボールのいというか提供する利用する双方での切磋琢磨があるからこそサービスが洗練されていくからです
 
だからニューヨーク公共図書館をニューヨーク公共図書館たらしめているのは利用者でもあるとえるといますさらに映画かるように市民必要としている情報、「人力グーグルのシーンにあったユニコーンではないですが非常幅広いことがわかります
 
一方日本図書館利用一般的なのは市民りてそこからしい知識るというような教養主義色彩いものだといますがそれももちろん大事ですがそこをさらにえてらがらしていくあるいはかをげるどんな情報実現そのためにどう図書館使いこなしていくのかという利用者サイドの意識めることまたそれにえつつ図書館サービスを進化させるという相互のあり大事だといます
 
 
利用者のニーズは近所のさんのための図書館だからこそわかるキャリー
野末キャッチボールのように利用者側のニーズをまえてサービスに反映してそのサービスをけて利用者‥‥ということですねキャリーさんにおいしたいのですが利用者にこれだけ多様なサービスを提供している背景には利用者がどんなニーズをっているかということをみにいく分析するというプロセスがあるといますがどういった方針方法利用者のニーズ──こういう情報必要としているこういう活動必要としている──むのでしょうか
 
 
キャリーかなりきなご質問をいただいてしまいました)。のご質問えるのであればやはり分館についておするのがよいかといますもちろん研究図書館でもニーズをこす責務はありますが研究者必要としているニーズというのは性質うものですのでたちは分館のことをネイバーフッド・ライブラリーneighborhood library)」んでいますがこれは地域のご近所さんのための図書館といったニュアンスがっていますそれが分館きな特徴ですその分館はどこにあるのかその地域特性分館にもきく影響えます
 
ニューヨークには低所得者もいるホームレスの問題もあるえば貧困層がいる地域ではどうしてもいろいろなにおいてかなさがありそのどうやってさんをサポートできるのかということを重要使命位置付けています
 
またたちが目指しているのはその人自身がもっている最高自分でいられるようそれが実現できるようなお手伝いをたゆまずけていくということですそのほどったネイバーフッド・ライブラリーという大事になってきますネイバーフッドにはその地域のご近所さんその地域仲間というニュアンスがありますがそのコミュニティー・センターとして機能することです映画をごいただければかりますがこの分館では顔見知りの司書やスタッフのところへちょっと相談いつも利用者さんとそういったやりとりをするということをしています
 
ちなみにたちは利用者パトロンんでいますがそれは愛好者という意味ですがこれは本当にここを使ってさる々でたちにとって一番大切存在ですたちよりもパトロンを大切中心にすえていますそのさんが必要としているしいとっていることのてにえることはり無理ではありますがそのえばぢんまりとしたがくつろげる状況識字教室をやるまたアメリカならではのニーズかもしれませんが大人になってからぶための英語教室をやる仕事のためのいろいろな情報提供するということをやっていく場合によってはダンスをやりたい物教室しいそういったことについてもできる機会をつくっていく図書館がやることはやはりそういった機会そういった提供するということにならないかなとっています
 
 
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日本ダンスをやりたいわれたら図書館はやりますか)(野末
野末いろいろなニーズをつかみあるいはリクエストがあってダンスとかロボットとかネット接続スポットの貸出しとかどこまでえるのでしょうか々がっている図書館のイメージをえたところもあるようにうのですがここまではえていこうこれはえられないというものはあるのでしょうか日本ダンスをやりたいわれたら図書館はやりますかね)。
 
 
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Wi-Fiのホットスポットのをしますとなぜあれが必要かというとニューヨーク人口900万人のうち250万人ほどがはブロードバンド接続でインターネットが使えない自宅がそうした状況にあることがわかりましたなぜこれが問題なのかはさんにわりづらいかもしれませんがニューヨークの公立学校っていてブロードバンド接続ができなかったら宿題ができませんどもたちが学校必要課題をこなしていくためにはグーグル検索できなければならないけれど映画のあの段階ではブロードバンド接続不可能状況だとできないものになっていた
 
たちはそういうニーズに気付いたのでそれをけようということで電話会社提携しましたそういった会社のご協力のおかげで---ちなみに端末につき35ドルの製造コスト---使ってかなり強力なデバイスを提供していただけましたから1世帯につき5場合によっては5つのアパートで共同してテザリングできるというじで使えるようにしてさまで非常にいいかたちでいてくれたかなとっています
 
 
野末田中さん日本図書館はどうしましょうかニーズにどうえていくかということですが‥‥。
 
 
田中これはえですが結局情報知識というものにアクセスできるということがいかに個人として自立して社会える一員として人間らしくきていくうえで根幹だといますもっと生活レベルのことかもしれないですけどそれをえていく役割この近代的民主主義日本においてもニューヨーク公共図書館当然同じだとうんですねやることというのは個別事情においてのおのようにそれぞれうかもしれないですけども、「必要情報提供する」「オープンなかたちでアクセスを提供するというその使命そのものはくかわりないと抽象的ないですがそれはじだといういます
デジタル情報知識機会全員平等対等一環にすぎないキャリー
野末デジタルネットワークモバイルんでいてここまでのおでもITもしくはICTへの対応きなキーワードになっていたかといます最近のニューヨーク公共図書館のデジタル化社会への対応それにする菅谷さんの評価補足いただけますでしょうか
 
 
菅谷よりキャリーさんの現状をご存知だとうのでキャリーさんにおいただくのがいかといますがえばですとスマートフォンで30万冊電子ブックがダウンロード可能などかなり幅広いサービスが展開されているといます映画をごになった誤解されるかもしれないとうのは日本図書館のデジタル情報提供がかなりゆっくりんでいるので映画!」じられるかもしれませんが映画撮影されたのは数年前なのではもっと進化しています分館のサービスは生活密着しているとうのでそのあたりのしくえていただきたいです
 
キャリーはニューヨーク公共図書館ではデジタルだから特別というくしていません124年間粛々とやってきたことつまり情報知識機会全員平等対等にアクセスできるような状況えていくその一環のプラットフォームのつにすぎないのですこれがまず出発点平常心でやっています
 
たちがやっている実際成果としては電子書籍がすごくびていますこれはテキストリーダーですが、「Simply-Eという特別なアプリを使ってさんに自由せるようになっていますこれには出版社とライセンスの交渉しくやらなければなりません交渉大変さはいておくとして電子書籍すごく人気がでていますしますます人気るでしょうそれ以外にはえばWi-Fiスポットやルーターのしもありますしあとはオンラインデータベースもあります
 
あともう自慢なのがたちのウェブサイト使ってドキュメンタリー映画芸術的なアートハウス映画のスリーミングサービスもやっていますどなたでもごいただけますただたちのウェブサイトは本格的さなければならないなというもしなくもありませんが
 
 
るぎないミッションをにしつつも時代やニーズの変化じてしなやかに菅谷
野末菅谷さんはどうごになっていますか
 
 
菅谷かデジタルかというのは日本議論されていることかもしれませんおそらくニューヨーク公共図書館90年代半ばに議論していたようなことにまだ決着がついていないこともあるかもしれません1995からニューヨークにんでいましたが当時はまさにインターネットが一般まりつつある時期そのからニューヨーク公共図書館しい情報テクノロジーを一体どのようにれていくのかということに興味をもっててきましたそしてその過程でわかったのはまさにキャリーさんおっしゃられたことです
 
つまりどのメディアで情報提供するのかが大事ではなく市民してどんな情報をどう提供することでアクセスを保障していくかという図書館のミッションを実現することですそして以来根幹がぶれることなくしい時代図書館としてどんどん進化してきました
 
えば2000ぎた米国でもきな議論んだグーグルブックスという書籍をスキャンしデジタルして全文検索可能にするというプロジェクトがありましたニューヨーク公共図書館ここに積極的参加することでサービスを強化していますまたネット経由での情報提供積極的利用者えていますがたとえ来館するることがあっても大切なことはではなく利用者にとってのサービスをいかに強化するかです
 
一方物理的空間市民がやってくるような付加価値をつけたサービスも強化していて映画にもてくるような最先端をゆくようなスピーカーを図書館でディスカッションをするなどプログラムも充実していますじようないても々はなる意見つのがたりですから図書館してった意見うことでコミュニティにいるたちがどんなえをっているのか講演媒介ることができるような仕掛けです
 
がニューヨーク公共図書館95年位からみてきてうのはダーウィンがったとされる言葉にもじます。「るのではなくびるのでもない唯一生るのは変化できるである」。つまりるぎない図書館のミッションがありそれをにしつつも時代やニーズの変化じてしなやかにサービスをえることができているからだとうのですちょっと結論っぽくなりましたが個人的にはそのようにえています
 
 
デジタル時代孤立物理的としての図書館重要性しているキャリー
キャリーおっしゃるりだといますデジタルの時代だからこそ一層その物理的空間としての図書館重要性というのはすんじゃないかとたちはむしろえていますのニューヨークで一銭わずに安心して時間ごせる場所というのは図書館くらいしかありませんそこにけばコンピューターも自由使える使わなくても安全だといながら時間ごすことができるそういった場所でありけるということはとても大事だとっていますもう一点デジタルの時代になってから一層いに孤立痛感することがくなったのではないかといますが根本的人間社会構成するであるにもわらずちょっとすと自宅りぼっちでずっとスマホの画面ているような状況たりになっている時代だからこそ物理的としての図書館というのは圧倒的重要性しているといます
 
 
野末情報知識機会提供する──とても重要なポイントだといます二人のおにあったようにデジタルと物理的なものの特性よさをうまくかしていくメディアのいがどうこうではないということかといます越塚さん、「デジタルかについて々はどうしましょうか
 
 
社会との接点社会構成する提供図書館貢献できる越塚
越塚基本的大学えていますから学生相手にしているともう紙媒体ないですよねそのことがいかいかという問題はもちろんあります最小努力法則というのがありますがえられた状況一番簡単方法んで実行するこれは学生われましたが学生てもくそういうじがします紙媒体調べたらもっと多様情報調べられるのにということもあるけれどスマホでチャチャっと調べて以上終わりにしてしまっている過渡期われてしいですがまだまだそういう状況いているんじゃないかとはいます
 
けれどそのどもたちの世代図書館利用するようになったこの環境のままでいいのかという疑問がありますね一定水準以上生活れるように時代けていくということをえるならばデジタル非常重要なことだといますし日本でも物理的えないたちももちろんいるのでそのことにいをはせることはやはり重要だといます
 
ただ一方物理的まっていろいろしむことはキャリーさんも菅谷さんもおっしゃるように大変重要なことだといますからどうやってしてきて社会とどのような接点けたり社会構成する提供するかというのは大変重要だといますし意外といろいろ授業でやらせると面白がることはかなんですねだから図書館がそういう貢献できることは沢山あるといます
 
たちが学生もう30くらいですけれども図書館というのは図書館だけの機能つのが一番良いのだというがあって複合施設というのはあまりくない美術館とか博物館とか、(すごくれた存在えるでしょうが体育館などが一緒というのはくないんだという勉強してきたようにいますしかし、(いろいろな設備一体化している図書館やっぱりまるんですよね
 
またいに貢献することでよりかなプログラムを提供できるというのは工夫次第でいくらでもできるといます武蔵境という駅前にある武蔵野プレイスとい図書館には若者沢山集まってあるたちはかにんでいるけどあるたちは卓球したりダンスをしたり建物しんでいるというのはつの典型的なパターンだといますもちろんすべてを図書館運営しているではありませんけれどそういうやりもあるのかなといます図書館単体えるっていうのは日本ではもしかしたらしいかもしれませんけれど工夫のしようはあるのかなとはいます
 
 
野末無茶ばかりしてすみません)。もうげていたいこともあるのですが会場さんがうずうずされているといますのでさんから質問けるイマキクをオープンさせます
 
 
イマキクでの質疑応答はこちら
 
社会変化日本でも図書館サービスから恩恵ける々は々いるはず菅谷
野末ではまとめにかえてパネリストのさまに一言ずついただきたいといます今日っていかがでしたでしょうか
 
 
越塚ぜひ映画ていただきたいといますどの立場もすごくるものじるものが沢山あるといますのでとにかくごください
 
今年ALA年次総会がワシントンDCかれるのですけれどそこでたちのグループが日本公共図書館のサービスを紹介するジャパンセッションをくことができるようになりましたがすごくかかるのですが公共図書館にはそのための予算というのは前例がありませんから57からクラウドファンディングをやろうということになりましたたちは今回機会のようにアメリカからいろいろな恩恵けるということはありましたが日本からかを提供するということが々なかったといます
 
ですけれどそういう双方向的情報提供意見交換をすることによっていろいろなしい機運まれてくるんじゃないかということを期待していますのでぜひご関心きはご協力いただければといます
 
 
田中今日本当貴重機会をいただいてありがたいといましたここにいらっしゃるのは図書館関係いといますが図書館社会でどういう可能性をもっているのかということを本当によくかる映画なので図書館にもしでもっていただいて図書館理解者になってもらい社会えていくためのになるようにいていくといいなとからっております
 
 
菅谷この映画冒頭ドーキンス博士てきますがんな解釈ができます。「アメリカには無宗教20いるけれどその存在がほとんど無視されているそれはなぜかというと自分たちが認識されるようにしていないからだ」、していますニューヨーク公共図書館のサービス対象移民してきたばかりで米国でのらしをげるために分館英語んでいる子供学校関係のサポートが必要というクリエイティブな活動研究図書館利用するウディ・アレン監督みたいなまで随分異なるニーズの利用者がいるかといます
 
現在日本図書館なサービス対象としているのはんで知識やし教養めるあるいは研究調査なっている々などへの支援などにえますが一方日本社会えば30年前とは随分変わってきているとじます近年社会格差拡大しているとわれているだけに日本でも図書館サービスから恩恵ける々は々いるはずです
 
ところがほどのドーキンス博士ではないですが社会でそれが認識されておらずあるいはそうしたらも図書館からどう恩恵ることができるのかを機会もない可能性もありますそれだけに図書館率先してこうした々にしてサービスを展開していくことも大切だといますさらにある程度クリエイティブな作業をするたちにけた情報提供必要しい産業芸術すにはそうしたする支援必要かといます
 
とりわけ終身雇用高齢化共稼家庭学校教育課題など社会問題山積している生活面においてさまざまな支援必要する図書館サービスはこれからますます必要になっていくのではないかとめていました
 
 
野末最後にキャリーさん今日っていかがでしょうか
 
 
キャリー菅谷さんがおっしゃってくださったことすごく大事だといます完全賛同しますそしてもう一言ぜひぜひ映画くださいにもわなかった最高仕事についているとありがたくっていますのような仕事わることができているそしてそういったさまに出会えたということがとてもせですこの仕事についたおかげで々に日本られたこともしくっています
 
 
野末ありがとうございました冒頭げたように今日さんにヒントやきっかけやひらめきづきをつでもつでもっていただければ役目たせたかといますどうもありがとうございました

출처 http://moviola.jp/nypl/

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