2013년 12월 20일 금요일

高校図書館 生徒がつくる、司書がはぐくむ

高校図書館 生徒がつくる、司書がはぐくむ
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■高校図書館 生徒がつくる、司書がはぐくむ
 成田康子《著》
■読書で見る目、考える力を
 著者は、道立高校の学校図書館に約30年務めるベテラン司書。図書館での日々の活動などをつづった雑誌の連載コラムを、まとめた本だ。
 「読書は、自分でものを見る目をつくり、考える力を育てていく」と語る著者は、生き生きとした図書館づくりのために様々なアイデアを実践してきた。
 図書購入希望用紙をあえてカウンターに置かず生徒が司書に話しかける機会をつくったり、図書局員の生徒たちと一緒に書架のレイアウトを考えたり。さらには英語指導助手と語り合う催しや学校祭への出展企画、図書館報の発行……。
 何となく図書館に来た生徒と言葉を交わし、日常生活のことを聞きながら本探しを手伝う。数日後、明るい表情の生徒が「他の本も読みたい」と本を返しに来る。受け身だった生徒が能動的に変化していく、そんな日常が紹介される。
 図書館は学校の中で、ハウツーや効率追求にあくせくせずに自分を育てられる場であり、生徒の気持ちを受け止めてカウンターから支援するのが司書の役割だと、著者はつづる。図書館予算の少なさや学校司書の法制化の遅れなどの問題にも触れる。学校図書館の可能性や大切さを考えさせる。
 (みすず書房・2520円)

출처 http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20131220010860001.html

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