毎日新聞が実施した「第64回読書世論調査」で、「以前に比べ読書量が減った」と感じている人が7割に上ることが分かった。「電子書籍元年」と言われる2010年だが、電子端末で本を読んだりこれから読んでみたいと考えたりしている人は3割以下。書籍や出版を巡る環境が大きく変化するなかで、読み手も戸惑っている様子がうかがえた。【藤田祐子、山口昭、福田昌史、小山寛二】
大型画面で読書もしやすい米アップルの多機能端末「iPad」が日本で発売され、米アマゾンの読書専用端末「キンドル」も日本語に対応、日本メーカーも相次いで電子書籍対応端末の発売予定を発表するなど、今年は「電子書籍元年」と言われる。新たな機器の登場は、読書にどんな影響を与えるのだろう。
「電子端末やパソコン、携帯電話などで本を読んだことがある」人は10%。「読んだことがない」が圧倒的多数で86%に上った。読んだことがない人に読みたいと思うかを聞いても「思わない」が77%で画面上での読書に抵抗感を持つ人が多い。
「読んだことがある」と「読んだことはないが読みたい」を合わせても28%だが、年代別では▽10代後半49%▽20代54%▽30代39%▽40代33%▽50代29%▽60代14%▽70代以上9%と、差が大きい。特に女性は10代後半は57%、20代は56%で、ケータイ小説に慣れ親しんだ人の多い若い女性は関心が高かった。
「読んだことがある」「読みたい」という人に、読みたいと思った理由を聞くと「書店に行かずに本を買える」34%と「かさばらずに何冊分も持ち歩ける」32%に回答が集まり、便利さと手軽さが支持されていた。逆に「読みたくない」人の理由は(1)紙の本に愛着がある33%(2)画面で文字を読むのは目が疲れる30%(3)使い方が分かりにくい28%と、端末を扱うことへの拒否感が上位を占めた。
電子書籍に最も望むことは「紙に印刷する本の出版もやめないでほしい」が22%でトップ。「使い方を簡単にしてほしい」「安くしてほしい」が13%の同率で続いた。
普段から本を読んでいる人は、電子書籍への関心も高いが、同時に紙に印刷された本への強い愛着も持っている。書籍を「読む」人で電子書籍も読んだことがあるのは13%だが、「読まない」人では7%とほぼ半減。「紙の本の出版もやめないでほしい」と最も望んでいるのは、書籍を「読む」人では32%いるが、「読まない」人では14%にとどまった。
◇読む時間や量--7割が「減った」
本を読む量や時間は以前と比べて増減したか聞いたところ、「増えた」は21%にとどまり、71%が「減った」と回答した。育児や仕事で忙しくなる30~50代で「減った」が多く、75~76%に上った。
「減った」理由は10代後半から40代までは「生活スタイルが変わり時間がなくなった」が過半数に達し、受験勉強や就職、結婚、育児といった変化が影響していることが分かる。50代以上は「読書以外の趣味に使う時間が増えた」が最多、育児を終えたり退職したことで、新しい趣味に目覚める人が多いことがうかがえる。「増えた」理由は、10代後半は「読みたい本が多くなった」の62%。20~30代は「読みたい本が多くなった」と「生活スタイルが変わり時間ができた」がそれぞれ36~38%。50代以上は「時間ができた」がトップで50%を超えている。
◇書籍の読書率--48%で平年並み
書籍を「読む」と答えた人は全体の48%で昨年と変わらず、雑誌は58%で3ポイント減。書籍か雑誌のいずれかを読んでいる割合を示す「総合読書率」も2ポイントの微減で、73%となった。昨年は村上春樹氏の5年ぶりの新作長編「1Q84」が、今年はその続編がミリオンセラーとなったがヒット作の数は少なく、読書率も平年並みの水準にとどまった。
雑誌の読書率を週刊誌と月刊誌に分けると、週刊誌40%、月刊誌42%で、いずれも昨年から3ポイント少なく漸減が続いている。1日の平均読書時間は、書籍が26分、雑誌は24分。書籍と雑誌を合わせた平均は49分で、昨年より3分短くなった。
一方、新聞を「読む」人は74%で、過去最低となった昨年からさらに2ポイント減少した。60代が同率だったのを除けば、すべての年代で2~5ポイントの微減。
インターネットを「する」と答えた人は48%で「しない」は49%。昨年はインターネットについて聞き始めた06年以来初めて「する」(49%)が「しない」(48%)を上回ったのが、再び逆転した。テレビを見る人は94%で昨年より1ポイント減。ラジオを聴く人は38%で、昨年と変わらなかった。
◇月の書籍読書量--10代後半2.2冊
1カ月の平均読書量は▽単行本0・8冊▽文庫・新書0・6冊▽週刊誌1・0冊▽月刊誌0・7冊▽マンガ本0・9冊で、単行本が昨年と同じだったのを除き、0・1~0・2冊の減少。ビデオ・DVDを見た平均本数は1・5本で、昨年から0・1本減った。
おおむね若い人ほど読んでおり、書籍(単行本と文庫・新書の合計)は▽10代後半2・2冊▽20代2・3冊▽30代1・6冊▽40代1・4冊▽50代1・4冊▽60代1・3冊▽70代以上1・0冊。雑誌(週刊誌と月刊誌の合計)は▽10代後半2・7冊▽20代2・1冊▽30代2・2冊▽40代1・8冊▽50代1・7冊▽60代1・4冊▽70代以上1・1冊。
男女別に見ると、読んでいる冊数はすべての項目で男性が女性を上回っているが、減少幅も「文庫・新書」を除いて男性のほうが大きい。書籍と雑誌の合計は男性3・7冊(昨年比0・4冊減)、女性は2・7冊(0・1冊減)。
◇ジャンルは--「趣味・スポーツ」最多
読む本のジャンル(複数回答)は、「趣味・スポーツ」の49%が最多で、以下「日本の小説」と「暮らし・料理・育児」がともに36%、「健康・福祉・医療」が32%となり、上位4項目は昨年と変わらなかった。このうち「暮らし・料理・育児」は、現在の選択肢になった01年以来一番高い結果となり、05年以来2位の「日本の小説」と並んだ。男性読者が増加したことが、この結果をもたらしたと言える。
「暮らし・料理・育児」を選んだ男性は、5%だった01年から徐々に増え続け、今回は11%と初めて2ケタに乗った。育児に参加する男性「イクメン」が注目され、関連書籍・雑誌が出版されるようになったことも影響しているようだ。男女別に上位3項目を見ると、男性は(1)趣味・スポーツ(2)日本の小説(3)経済・産業・マネー、女性は(1)暮らし・料理・育児(2)趣味・スポーツ(3)日本の小説--の順。昨年と比べると男性の3位が「歴史・地理」から入れ替わった。
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■主な質問と回答
◆あなたが本を読む量や時間は、以前と比べて増えましたか、減りましたか。
全体 男性 女性
増えた 21 22 21
減った 71 71 72
◇<「増えた」と答えた方に>増えた理由は何ですか。
生活スタイルが変わり、時間ができた 47 47 48
読書以外に使っていた時間を、本を読む時間にあてるようになった 17 21 13
読みたい本が多くなった 30 26 34
本に金を使えるようになった 4 5 4
◇<「減った」と答えた方に>減った理由は何ですか。
生活スタイルが変わり、時間がなくなった 40 34 44
読書以外の趣味に使う時間が増え、本を読む時間がなくなった 33 34 31
読みたい本がなくなった 15 17 13
本に金を使えなくなった 9 11 8
◆「iPad」や「キンドル」など、紙に印刷せずに本を読める電子端末が話題になっています。電子端末やパソコン、携帯電話で本を読んだことがありますか。
読んだことがある 10 11 9
読んだことがない 86 86 87
◇<「読んだことがない」と答えた方に>電子端末やパソコン、携帯電話などで本を読んでみたいと思いますか。
読みたいと思う 21 23 19
読みたいと思わない 77 75 79
◇<「読んだことがある」「読みたいと思う」と答えた方に>その最も大きな理由は何ですか。
かさばらず、何冊分も持ち歩けるから 32 33 32
書店に行かずに読みたい本を買えるから 34 31 37
紙に印刷した本より値段が安いから 6 7 5
画面で文字を拡大して読むことができるから 8 8 9
持っていると格好いいから 3 3 2
◇<「読みたいと思わない」と答えた方に>その最も大きな理由は何ですか。
壊れやすく持ち運びに気を使うから 3 3 3
使い方が分かりにくいから 28 27 28
紙に印刷されていない割には値段が高いから 3 3 2
画面で字を読むのは目が疲れるから 30 30 30
紙に印刷した本に愛着があるから 33 33 33
◆電子書籍に最も望むことは何ですか。
安くしてほしい 13 14 13
いろいろなジャンルの本を出してほしい 7 10 6
使い方を簡単にしてほしい 13 11 14
格好いいデザインにして 0 0 0
紙に印刷する本の出版もやめないでほしい 22 21 24
本を読む以外の機能を充実させてほしい 2 3 2
関心がない 37 36 37
◆一番最近読んだ本は、何がきっかけとなって読みましたか。(三つまで)
好きな作家の作品だった 34 32 35
好きなシリーズ作品だった 23 25 20
表紙やデザインが気に入った 7 7 7
映画やテレビ番組の原作 17 12 22
テレビで話題になっていた 20 20 21
書評で評価されていた 23 26 20
本に付属するもの(DVDや地図、ソフトなど)が欲しかった 3 5 2
購入するともらえるポイントや懸賞がついていた 1 0 1
インターネットの掲示板やツイッターで話題になっていた 3 4 2
インターネット書店の「購入者の評価」が高かった 3 5 2
有名人が薦めていた 4 3 4
友人や家族が読んでいた 21 18 24
◆あなたが本を読むきっかけになるのはどれですか。(三つまで)
好きな作家の作品であること 42 40 43
好きなシリーズ作品 29 30 27
本の表紙やデザインがいい 7 6 7
映画やテレビ番組の原作 17 15 19
テレビで話題になったこと 25 23 27
新聞や雑誌の書評で評価されていること 29 31 28
欲しいもの(DVDや地図、ソフトなど)がついていること 3 5 2
ポイントがついたり、懸賞に当たったりすること 2 1 2
インターネットの掲示板やツイッターで話題になっていること 3 5 2
インターネット書店の「購入者の評価」が高いこと 4 5 3
有名人が薦めていること 4 3 5
友人や家族が読んでいること 20 16 23
注)数字は%、小数点以下を四捨五入。0は0.5%未満、無回答は省略。複数回答は合計が100%を超える。
毎日新聞 2010年10月26日 東京朝刊
第64回読書世論調査:
電子書籍に戸惑い 紙の印刷、愛着強く(その2止)
◇読むきっかけは--「好きな作家」42%
本はどんなきっかけで読まれているか。普段読む本と一番最近読んだ本のそれぞれについて、12の選択肢から三つまで選んでもらった。普段読む本のきっかけは「好きな作家」が42%でトップ。次いで「好きなシリーズ」「新聞や雑誌の書評」が同率の29%、さらに「テレビで話題になっていた」25%、「友人・知人・家族が読んだ本」20%、「映画やテレビ番組の原作」17%と続く。
既に好きになった作家やシリーズが最も優先され、新たに読む本は、メディアの情報に大きく影響されていることが読み取れる。
年代別では、「好きな作家」がトップなのはすべての年代で変わらないが、第2位は10代後半~30代は「好きなシリーズ」、40代以上は「新聞や雑誌の書評」と分かれた。「表紙やデザイン」は10代後半では25%と、「テレビで話題になっていた」の28%、「映画やテレビ番組の原作」の26%とほぼ並んでおり、若い人ほど“見た目”で本を選ぶ傾向がある。
一番最近読んだ本のきっかけのトップ3も▽好きな作家34%▽好きなシリーズ23%▽新聞や雑誌の書評23%と普段のきっかけと同じ。
普段「好きな作家」で本を選ぶという人の73%が、一番最近の本も「好きな作家」をきっかけにして選んだと回答。普段「好きなシリーズ」という人の67%、「新聞や雑誌の書評」という人の62%が一番最近読んだ本も同じ理由で選んでおり、読む本の選択は、「いつも通りの選び方」が定着しているようだ。
◇付録つき雑誌購入28%
最近、付録の豪華さを強調した雑誌が書店の店頭で目立つようになった。有名ブランドのロゴがついたポーチを「限定品」とアピールする女性誌や、髪飾りを付録にしたティーンエージャー向けファッション誌、「実際に作れる」模型がついた男性向けホビー誌などが話題となった。
実際に付録つき雑誌を「買ったことがある」人は28%。男女別、年代別で差が大きく、男性で「ある」は20%なのに対し、女性は36%。とりわけ女性の10代後半が74%、20代が73%と7割を超え、30代でも59%が「ある」と回答した。
付録つき雑誌を購入したきっかけを聞いたところ、「欲しいものが付録としてついていた」42%と「欲しい雑誌にたまたま付録がついていた」41%がほぼ同率で、付録目当てでない購入者も多い。とはいえ「欲しいものがついていた」に「単に雑誌だけを買うよりお得な感じがした」の17%を加えれば、付録目当ての人は約6割を占める。付録により購読者が増えていることは間違いないようだ。
付録つき雑誌をどう思うかを尋ねると「手ごろな値段で雑貨と雑誌が手に入りお得感がある」が34%で最も多く、買ってみたいかとの質問にも「付録の内容次第では買いたい」43%と「値段次第では買いたい」15%を合わせて半数以上が「買ってみたい」と答えた。
豪華な付録が増えたのは、01年の業界の自主規制緩和がきっかけ。出版科学研究所の調べによると、付録つき雑誌の発行点数は昨年1年間で1万2877点に上る。付録には、付加価値を高めて読者を増やす効果があるが、開発費やライセンス料など、付録の原価以上のコストがかかるといい、出版する側にとってもろ刃の剣だ。
どう思うかという設問では「雑誌の内容を面白くしてほしい」との回答も19%あり、付録より内容充実を求める読み手も少なくない。
◇1カ月に読まれた週刊誌--「女性自身」トップ堅持
1カ月間に読まれた週刊誌の1位は「女性自身」13%で、現在の設問形式にした93年以来のトップの座を堅持した。
上位は昨年と変わっておらず、1位から8位までは同じ顔ぶれ。昨年は回答者数もまったく同じだった「女性セブン」と「週刊少年ジャンプ」が、今年は同率の9%ながら回答者数の差で「セブン」が5位、「ジャンプ」が6位と差がついたのを除けば、順位もまったく変わらない。
2位は「週刊現代」11%。「現代」と同率だが回答者数の差で「週刊新潮」が3位。このほか4位「週刊文春」10%、8位「週刊朝日」8%、9位「週刊ポスト」7%と総合週刊誌がベスト10のうち半数を占めた。「ポスト」のトップ10入りは、10位だった06年以来。官房機密費の追及キャンペーンなどで読者の支持を得たことが、回復につながったようだ。
◇ドラッカー、ニーチェ…… ビジネス入門書、「超訳」人気高まる
経営学の大家、ピーター・F・ドラッカーの理論をライトノベルで描いた「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」が100万部を突破し、ドイツの哲学者ニーチェの言葉を抜粋した「超訳ニーチェの言葉」が60万部を超えるなど、小説仕立てのビジネス入門書や、古典的な哲学書・思想書を現代風に訳し直した「超訳」本が注目されている。これらの本への関心を探った。
小説仕立てのビジネス入門書を実際に「読んだ」という人は3%にとどまるが、「まだ読んでいないが、読もうと思う」は20%に上った。
関心を持ったきっかけは、「ビジネス書は難しそうだが、小説なら読みたいと思ったから」が40%で最多。「新聞やテレビ、雑誌、インターネットで話題になっていたから」37%がこれに続いた。
「超訳」はニーチェの他、「資本論」や「論語」などさまざまな分野の本が出版されている。これらの「超訳」本を読んだ人は3%で、「読もうと思う」16%を加えると約2割。関心を持ったきっかけは「簡単に内容を知りたかったから」が49%と半数近くを占めた。ビジネス入門書も「超訳」も、難解な書物の内容を簡単に知ることができる点が、本を手に取る最大の動機になっていることが分かる。
ドラッカーの「マネジメント」やニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」など、それらの本の基となった原著書を「読みたい」という人は、ビジネス書も超訳の原典もともに16%にとどまり、「読みたくない」が8割を超えた。とはいえ「読んだ人」に限ってみると「読んでみたい」という人が多い。ビジネス入門書を読んだ人で原著書を「読みたい」は71%、超訳を読んだ人で原典を「読みたい」は63%で、多数を占めた。
◇読書世論調査11年版 報告書、来春発行
「第64回読書世論調査」と、小・中・高校生を対象に全国学校図書館協議会の協力を得て実施した「第56回学校読書調査」(27日掲載予定)の結果をまとめ、詳細なデータを加えた報告書「読書世論調査2011年版」を来春、毎日新聞社から発行する予定です。
報告書は1部3150円(税、郵送料込み)。
購入希望者は〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1の1の1 毎日企画サービス(電話03・3212・0403)へ、はがきか電話でお申し込みください。代金後払いで、報告書を発送する際に郵便振替用紙を同封します。
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◇1カ月に読んだ週刊誌トップ10
全体 男性 女性
(1) <1>女性自身 13 1 24
(2) <2>週刊現代 11 18 5
(3) <3>週刊新潮 11 15 7
(4) <4>週刊文春 10 13 7
(5) <5>女性セブン 9 1 17
(6) <5>週刊少年ジャンプ 9 14 4
(7) <7>週刊女性 8 1 15
(8) <8>週刊朝日 8 11 5
(9)<12>週刊ポスト 7 12 2
(10)<10>TVガイド 6 6 7
複数回答、数字は%。同率は回答者が多い方を上位にした。<>内は昨年の順位。昨年は「女性セブン」と「少年ジャンプ」は回答者も同数だった。
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■主な質問と回答
◆「超訳ニーチェの言葉」「超訳『資本論』」「超訳論語」など、古典的な哲学書や思想書を平易な言葉でビジネス書風に訳し直した本が話題となっています。「超訳」本を読みましたか。
全体 男性 女性
読んだ 3 3 2
まだ読んでいないが、読もうと思う 16 16 15
読んでいないし、読むつもりもない 80 79 80
◇<「読んだ」「まだ読んでいないが、読もうと思う」と答えた方に>関心を持ったきっかけは何ですか。
昔読んでよく分からなかった本を理解したかったから 19 23 15
読んだことがなかったので簡単に内容を知りたかったから 49 45 54
新聞やテレビ、雑誌、インターネットで話題になっていたから 19 19 18
ベストセラーランキングに入っていたから 5 3 6
友人知人に薦められたから 4 5 3
◆「超訳」本を読んだり、話題になったことを知って、ニーチェの著作やマルクス「資本論」など古典的な思想書や哲学書の原典を読んでみようと思いますか。
読んでみたいと思う 16 18 14
読みたいと思わない 80 79 82
◆マネジメント理論をライトノベルに仕立てた「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」がベストセラーになるなど、小説仕立てのビジネス入門書が話題となりました。これらの本を読みましたか。
読んだ 3 4 2
まだ読んでいないが、読もうと思う 20 20 19
読んでいないし、読むつもりもない 75 73 76
◇<「読んだ」「まだ読んでいないが、読もうと思う」と答えた方に>関心を持ったきっかけは何ですか。
ビジネス書は難しそうだが、小説なら読みたいと思ったから 40 34 45
表紙の絵が可愛く、読みやすそうだったから 6 6 6
新聞やテレビ、雑誌、インターネットで話題になっていたから 37 43 29
ベストセラーランキングに入っていたから 8 6 9
友人知人に薦められたから 6 7 6
◆小説仕立てのビジネス入門書を読んだり、話題になったことを知って、ピーター・ドラッカーの「マネジメント」など、小説の背景となった原著書を読んでみたいと思いますか。
読んでみたいと思う 16 19 12
読みたいと思わない 81 78 83
◆ブランドロゴつきのポーチやバッグが付録についた女性誌や、真空管ラジオやエレキギターがついた大人向け科学誌など、付録つき雑誌や付録つきムックが人気をよんでいます。付録つき雑誌を買ったことがありますか。
買ったことがある 28 20 36
買ったことがない 69 78 61
◇<「買ったことがある」と答えた方に>買ったきっかけは何ですか。
欲しいものが付録としてついていた
42 48 39
欲しい雑誌にたまたま付録がついていた 41 38 42
単に雑誌だけを買うよりお得な感じがしたから 17 13 19
◆付録つき雑誌についてどう思いますか。
手ごろな値段で雑貨と雑誌が手に入り、お得感がある 34 27 40
本屋では売られていない雑貨などが一緒に手に入るので便利だ 5 6 5
雑誌に書いてあることをすぐに実行できるので手軽だ 5 6 5
もっと安くしてほしい 13 15 11
雑誌の内容を面白くしてほしい 19 23 15
もっと質の高い付録をつけてほしい 9 10 9
◆付録つき雑誌を買ってみたいですか。
付録の内容次第では買いたい 43 39 46
値段次第では買いたい 15 15 14
付録に興味はないのでこれからも欲しくない 22 24 19
雑誌に興味はないのでこれからも欲しくない 17 17 16
注)数字は%、小数点以下を四捨五入。0は0.5%未満、無回答は省略。複数回答は合計が100%を超える。
◆調査の方法◆
全国300地点から16歳以上(9月30日現在)の男女計4800人を層別2段無作為抽出法で選び出し、9月3~5日の3日間、調査員が訪問して質問用紙を対象者に預け、回答記入後に回収する「留め置き法」で実施した。
回答者は2777人、回収率は58%だった。回答者の内訳は男性48%、女性52%。年代別は▽10代後半(16~19歳)5%▽20代9%▽30代15%▽40代16%▽50代17%▽60代19%▽70代以上19%。